テーマ1 営業戦略とは
テーマ2 戦略を支える知識
テーマ3 販売データの分析
テーマ4 差額管理の勧め
ビジネスの世界によく利用・引用される様々な戦略論や分析手法を易しく読み解き、その考え方を現在の営業現場のアクションにつないでいくことを目的としています。
「戦略」の目的は、言うまでもなく「敵に勝つ」ことで、敵対関係にある集団や国家間の闘争・戦いの歴史の中から、様々な戦略の考え方が生まれてきました。
そしてその基本は、大局的かつ中長期的な計画のもとに準備し、戦うことにありました。
この考えをビジネスに応用した戦略では、「多くのライバルが存在する中で、戦う前に、または戦いを避けながら、自社が優位に立てるしくみ・しかけを構築することによって競争に勝つ」という考え方がとられています。
さて、一口にビジネス戦略といっても、経営戦略や営業戦略をはじめ、商品戦略、マーケティング戦略など、いろいろな階層・役割での戦略があります。
そこでここでは「戦略」を、「企業内の各階層・役割ごとに勝つための戦い方を決めること」として進めることにします。
なお「戦い方」には、「真っ向勝負」と「戦わずして勝つ」も含むものとします。
そして冒頭で述べたように、「営業現場のアクションにつながる戦略」実現のために、「営業戦略」と「マーケティング戦略」についてはより詳しく、昨今のビジネス環境に即した応用方法を交えて説明していきます。
詳しくは次のような考えに沿って4つのテーマ別に分けて説明していきます